29 1月結婚写真の撮影を2回経験している友人

「初めてのときはね、」という言葉で始まる、友人が経験した結婚写真の撮影の話は、聞いていると違和感を感じてしまうものでした。なぜなら、私はこれを聞いていたとき、友人が再婚をしていたということを、知らされていなかったからです。私と友人が出会ったのは、インターネットのコミュニティサイトの中でのことで、すでにお互いに旦那さんがいる状態でした。そのため、お互いの過去の恋愛というものは全く知らず、知り合ってからの話ばかりをしていました。そんなあるとき、他愛もない会話をしていたところ、過去の恋愛話になり、それに花を咲かせることとなりました。話の流れの中で、結婚写真の撮影をしたことについての話題になり、先に私がそれについて語りました。私と旦那さんの行った結婚写真の撮影は、フォトスタジオを利用して行った本格的なもので、大きなカメラに緊張したことや、想像以上のスポットライトの多さに戸惑ったこと、見慣れない旦那さんのタキシード姿にかっこいいなと思ったことや、初めてスタイリストさんにヘアメイクをしていただいた喜びなどを話しました。

また、実際の撮影中にとったポーズのことや、仕上がった結婚写真を見て満足できたことなども話し、自分自身もその思い出に浸ることができました。

そして、続いて友人の結婚写真の撮影の話を聞かせてもらうこととなったのですが、スタートの時点でおかしかったのです。なぜなら、「初めてのときはね、」という言葉で切り出したからでした。話の途中でも「1回目は」や、「2回目のとき」などという言葉があり、ずっとそれに違和感を感じていました。そしてようやくわかったのが、友人が結婚写真の撮影を2回経験していたということだったのです。これがわかったのは、「今の旦那さんとの結婚写真の撮影の方が楽しかったな」という言葉があったからでした。このとき初めて友人が再婚をしていたということを知り、友人にずっと違和感を感じていたことを伝えると、大笑いをされてしまいました。私にとって結婚写真の撮影とは、一生に1回きりのことでしたが、友人にとっては、初めての結婚写真の撮影と、2回目の結婚写真の撮影とがあり、それぞれに思い出を持っていました。私は結婚に対して、回数ではなく、今が幸せであればそれでいいと考えるたちのため、友人が幸せそうにしている今、それ以上のことはないと思います。お互いに幸せな結婚写真の撮影の体験をしていてよかったです。